白玉のお嬢様へ会いに逝こう
彼の世に向かう無限に近い階段。
どこぞの1000段階段など目でもないと言わんばかりに目の前に嫌な光景が広がっていた。
「うーん、炬燵を持ったまま飛ぶのは危険だけどそれと言って歩いて登るのは…」
「お待たせしました森近様」
「おお吃驚した。わざわざお出迎えまでしてくれるとは思いもしなかったよ」
「わざわざ招待状を出した相手を迎えに行かないと言うのは失礼じゃないかと思いますが?」
「…身近な人間が非常識の塊だったからちょっと以外だっただけだよ」
「そうですか。それでは荷物をお持ちいたしますね」
「ん?君はこれを持って飛べるのかい?」
「いいえ、流石に大きすぎるので申し訳ありませんが手伝って頂けないでしょうか」
「端から僕一人で持って来るつもりだったからそんな態度しなくても」
「いいえ、貴方は幽々子様の大事なお客様ですから粗相する訳には参りません」
「嗚呼総会(難儀な子だな相変わらず)」
「それでは参りましょうか(一体幽々子様は何をお考えに……)」
今日の彼の不幸な出来事その後
実は今日と凶を掛けていたのですが気にする人なんて居ませんよねorz
「そんな訳で来年までこの荷物を保管してくれないかな?」
「隙間倉庫サービスのご利用有難う御座います♪(ノリノリ」
「それで幾らくらいかかるのかな?」
「しめてこれくらいに…」
算盤の6桁目の場所を軽快に弾く紫さん。
「少々高くないかい?」
「慰謝料」
「う」
「これから冬眠だから保管期間は強制的に春まで」
「………」
「ついでに貴方をあの世から戻してあげたのは誰だったかしら?」
「…(君があの世にぶっ飛ばしたんだろう。)」
「何か言ったかしら?」
「君も商売魂がついてしまった事に対して嘆いていただけだよ」
此処は香霖堂の倉庫。
埃が充満する中何かの話し声が狭い空間で響いているようだ。
「右良ーし、左よーし、前良ーし、後ろ良ーし」
「頭上アウトー」ガスッ
「幾らなんでも拳骨は無いと思うぜ」
「幾らなんでも持って行き過ぎだよ、本当に潰れかねないし死にかねない」
「なら私がこの店の全てと引き換えに香霖を食わせてやってやるぜ」
「断る。ヒモじゃあるまいしあんまりふざけるともう一回するよ」
「御免被るぜ、んじゃな」
「ああ、まだ話は――、ったく」
「…さりげなーく言うとやっぱり香霖には理解できないか、このプロポーズは」
強制的飯食いねぇ
「そんな訳でゴチになりに来たわ」
「どんな訳だNEET姫」
「こんな訳よ」(げんこつ)
「さいで」(たんこぶ)
「まぁ私が作るわ、食材も持ってきたし。ちょっと台所借りるわね」
「嗚呼総会」
「出来たわよ~」
「ん?早い事無いか? …インスタント!?(即席麺!?)」
「なによ文句あるわけ?わざわざこの私が料理を作ってあげたのに?」
「それを料理と呼称して出す君の頭に驚愕を通り越してムカついたよ」
勝手な推薦図書
「さて、今日も本を読んで過ごすかな。紫が薦める外の世界の本だし、期待期待」
「一人がへたれた所為で物凄い被害受けてるね。…今が昼間でよかった。」
怪談と神隠しの物語~MISSING(スペル忘れたorz)~神隠しの物語(ホラー系)
雰囲気が(・∀・)イイ!
「無縁塚の死神とはまた違った様子だなぁ」
小町とは違った白い異端な死神のおはなし、死神のバラッド。
モモかわいいよモモ
「・・・クスクス。 貧乏だからってそれはw」
個人的至高のギャグ+シリアス小説 オーフェンぶらり旅シリーズ
「・・・ユニーク」
いやいやいやいやちょっとまった香霖さん! 説明無用。 涼宮ハルヒの憂鬱
キョンはツンデレ確定っす。
「というか全部ラノベなのか」
仕様です。文庫本とかはともかく最近本は中々に高くてorz
銀河鉄道の夜が欲しい今日この頃(愚痴)
紫は外の世界の事を知りすぎてオタク化したという妄想から
三途の川談義
「次はアンタだねー。案外沢山持ってるもの持ってるじゃないか」
(…やはり三途の川。私は死んだのか)
「そんなナヨナヨしなさんな。よーし、しゅっぱーつ」
(…ハァ)
「しっかし奇特な人だねアンタも。他人を庇って死ぬなんてさ」
(…ほっといてほしいのだが)
「傍から見たら善行だけれどえーきs…閻魔様だったら自分の身も大事にしなさいとか言われるだろうねぇ」
(…さて、どうだろうか)
「言い忘れたが閻魔様は浄玻璃の鏡を持っているから嘘は通じないから其処は気を付けておくれよ」
(浄玻璃?なんだそれは)
「それと懺悟の棒って、閻魔様が持ってる棒だけど生前に犯した罪が重いとかなり痛いから覚悟して置くよーにね」
(だから浄玻璃…ってもしかして此方の言葉が解らないのか?)
「まったく、えーき様はそれをお仕置にも使うんだから溜まった物じゃないよ。サボっただけで死ぬ思いなんて私宅は無いってのにさー。」
(…もしかしてもしかすると川を渡りきるまで一方的にこの愚痴を聞かなければならないのだろうか)
「大体えーき様は自分を棚に上げるんだよー。席の裏に沢山お菓子隠し持ってるのバレバレだってのに」
(大体この死神は会話が成立しないというのに…何がしたいんだ?)
「偶に分けてくれるのは嬉しいと思うんだけどさー。その度に説教するのだけは勘弁して欲しいもんだよ」
(…と言うか、これは惚気話か?)
「この間だってアタイが折角お弁当作ってあげたのに素直においしいと言わずに――ペラペラ」
(勘弁してくれ、死んでるのに死にたくなって来た)
公式豆知識:幽霊は喋られない
2次設定豆知識:閻魔様のお菓子の件
求聞史ネタ
あの時オラは間違いなく命の危機に瀕してただよ。
いつものように森のとこさ芝刈りに行ったんだが急に周りが暗くなっただ。
そしたらばふと思い出したんだがね、真闇の妖怪の話さをな。
オラは震え上がってとっさに茂みに隠れて周りを見回したらば、
闇が一塊と言うよりは黒い球体が空を飛んでただよ。
おっかなびっくりでこりゃあもうダメばーとさ思ったばってん、そしたらばその球体がだな木に衝突したんだ。
そしたらあうとか可愛い悲鳴が聞こえたかと思うと黒いのが気にぶつかってたばってん。
そしたらば急にこっちにとんで来たけん、驚いて逃げてきたわ。
案外真闇の妖怪ってどんくさいんだなー。
(彦左衛門のルーミア情報の投書より)
求聞史ネタ
「ちょっと美鈴、こっち来なさい」
「どうかしたんですか咲夜さん?…ん?求聞史?」
「貴方、朝になると変な踊りのようなのを踊ってないかしら?」
「んー朝の太極拳体操ですがそれがどうかしましたか?」
「…それじゃ偶に人間と間違えられるというのも本当?」
「はい本当ですが…それが?」
「……じゃあシエスタしてるのも本当かしら」
「本…そんな訳無いじゃないですか~アハハハハ~。」
「あらあら、うふふふふふ。」
「アハハハハ…はは」
「所で中国、唐突に針治療してあげたくなったわ、針の代用にナイフ使うわね。」
「ちょっと! ナイフで針治療はいたたたたたた! 第一投げてるんじゃツボにはだだだだだだだだ!!」
紅美鈴の情報投書より、
美鈴を見て紅魔館の心象が良くなった。
昼頃見たらシエスタしてた。
朝方動きの変な緩い踊りを踊っていた。
閻魔様の道具1
はい早速ですがこんにちわ。今日は良いお日柄ですね~。
あ、申し遅れました。私浄玻璃の鏡と申します。
あら?御存知無い? えーと何と言っていいのか…そうですねぇ。
私は人の過去を客観的に見せる程度の能力を持っているんですよ。
つまり…もう解りましたね?
私は閻魔様の立派な道具なのです、びっくりしましたか?えっへん!
私の手に掛かれば貴方が隠している個人情報など丸解りなのです、
プライバシーなんてなんのその知り放題なのですよ。
ですから…、
閻魔様に稀に悪用するのは止めてくださいと伝えてくれませんか?
貴方のことが心配だからサボるのを止めさせるからと言って監視に使われたら結構疲れるんですよ。
第一其処まで心配するのであったら想いをぶつければ良いとおもいませんか?
ですから、あの人は変な所でヘタレですし尚更問題なんですよ。
何時になったら……あるぇー?閻魔様いつのまに来ていたんですか~?
ちょ、懺悔の棒なんて持ち出してなに大きく振りかぶって
――ガシャーン ガギッ
閻魔様の道具2
まったく、余計なことを口に出すからこういう事になるんだよ鏡ちゃん。
ああ、紹介が遅れたね。
閻魔様の手に握られている僕こそが懺悔の棒だよ。以後お見知りおきを。
勝手に説明しちゃうけど良いよね?
僕は主にお仕置に使われるんだ。
閻魔様の目の前で反省の素振りを見せなかったり反省反抗的な態度を取れば僕の出番さ。
僕に目の前に人の罪を書くことで僕の強度やら振り下ろす速度がどんどん大きくなるんだ。
正確には罪の重さ分重さが増すという考え方であってると思うよ。
だけど相手によっては重いだけでは叩けない事もあるから稀に大きくなるんだけど…。
死神のお仕事少しサボっただけであの叩きようは無いんじゃないかな~。
痛いよ?僕に叩かれると腫れが一日は取れないよ?そして反省するまで叩かれるんだよ?
小町ちゃんにとっては僕は畏怖の存在なんだろうね~。
だけど小町ちゃん。
叩かれるのは君が大事だから反省して欲しいから叩いているんだ。
君が嫌いだから叩いているわけじゃないのさ、え?もう解ってる?
はぁ、とにかくもうサボるのは程ほどにね。
第一君達がいちゃつく光景を見るのはそんなに好きじゃな――
あの、閻魔さま?紅潮して僕をメシメシ言わせるほどに握ってらっしゃるんですか?
それでかつ如何して両手で端っこを掴んで力を込めているんですか?
なんで――
ぎゃああああああああああああす!?
閻魔様の道具3
目の前で忌々しい棒が折られるのを見ながらえーき様の説教を聴いている小町。
「ですから貴方は少々サボりすぎている、そして愚鈍すぎる」
「はぁ…グドン?」
「ウドンでもウドンゲでもありません、愚鈍です」
「は、はぁ…」
「もしかして意味が解らないと?」
「あははは…」
――きゃん!? きゃん! きゃん!
「これだけアプローチをしているというのに何で気付いてくれないんですか!」
棒:いや、貴女のアプローチは微妙すぎるからして。
鏡:そして貴女がヘタレだから関係が進まないんですよ。
「何か言いましたか?」
棒と鏡:いいえ!(小町ちゃん(さん)なむです)