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21 . September
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19 . July
おし、夏休みだ!
と、有頂天なテンションで書きなぐったSSは微妙でした。

まぁ、ゆっくりリハビリしますよ。
SSを読みたい方は続きをどうぞ。



















「霖之助さんいるかしら?……って寝てる」

店内から彼女の聞きなれた声がして意識を呼び戻す。
どうやらツケで買い物をしに来たらしい彼女は今日も小さな手提げを持ってやって来た様だ。










「ん……。今起きたところだよ」
「あら残念」

折角タダで茶葉を手に入れるチャンスだったのにと大袈裟嘆く彼女。
せめてにと、昼寝を邪魔された意図と盗まれそうだった意図を込めて不機嫌な顔をして見る。
いつもツケばかりでタダ同然じゃないか。今回もロクでも無いことに違いない。




「それで何の用だい?」
「もちろん茶葉を貰いに来たわ」


とうとうツケでもなく堂々と窃盗を口に出す始末になってしまったか。
もう駄目だ、幻想郷は滅亡するとか下らない事を考えながら自分の感情をストレートに再現、
つまりは大きな口でもって大きな溜息をついた。

「あら、何かあったのかしら」
「いやね、長い月日を重ねてあんな良い子がこんなになってしまったと考えると長い月日は残酷なものだと思えてね」
「こんなとは何よこんなとは」
「それは勿論君見たいなという事さ」




即座に繰り出されるお払い棒を昼寝前まで読んでいた本でしっかり防ぐ。
流石に僕もそこまで学が無いわけではない、彼女が次にとる行動は何となくだが理解は出来る。


「むぅ。腕を上げたわね霖之助さん」
「有難う、色んな意味で君の御蔭だよ」



御蔭であって所為でもあるからして物は言い様である。
霊夢はおもしろくないわとへそを曲げてカウンターに頬杖を着いて僕の麦茶を一口で飲み干した。



「で、あるの?無いの?」
「無いよ。と言っても荒探しして持って行くのだろう?」
「あら分かってるじゃない」
「分かってしまう事が逆に悲しいよ」


とりあえず冷たい麦茶を渡して時間稼ぎでもしようと考えたが、
霊夢がある一点を指差してしまった所為でそれも出来なくなってしまった。
そう、彼女が指差す先こそ一番盗られては困る茶葉の在りかだった。
慌てて取り繕うとするが時既に遅しでは笑い処では済まされないので無視を決め込む事にした。




――しかし




「あそこにあるでしょ?」
「想像に任せるよ」


恐るべきは巫女の勘。
内心ドギマギする僕を他所に彼女は笑顔でそれを手中に収めると有難うねの一言で締めくくった。
ああ、また当分安い麦茶で過ごさなければならないな。と思うと余計懐が寂しいような気分になる。

「しかし君の勘も恐ろしいものだね」
「巫女の勘はね100%的中するのよ」
「それは新説だ、学会辺りで発表したら全世界の巫女が大変な事になりそうだね」
「あら、巫女の予言とかそういうのは何処にだってあるじゃない」



即物的にそんな事を言い当てるのは君くらいだと言いたくなったが抑えておく。
愛しい主商品である茶葉を抱えた彼女を恨みを込めて睨んでいると霊夢の居るほうから全く違う声が聞こえて来た。



「巫女以前に霊夢自体が勘が鋭いのよ」
「あら紫居たの?」
「呼ばれて飛び出て~♪」
「呼んでも無いし飛び出されても困るよ」


突然開かれた空間から上半身だけはみ出して、神出鬼没と言う言葉が最も似合う大妖怪八雲紫が笑顔で其処に存在していた。
怪しげなその笑顔を見透かされるような目線は今になってもまだ慣れはしない。


「アンタも相変わらず暇なのね、こんな閑古鳥が鳴く場所に来るなんて」


大概失礼だと思ったが、事実なので文句の一言も頭にわかずムッとする。
するとそれも見通していたらしく紫は笑みを浮かべながら身体全体を店内に現して傘を一つ振るうと、一斉に何処からか現れた閑古鳥が鳴き出し、わざとらしく彼女は笑う。



「あら本当に鳴ってるわね」
「アンタの所為でしょうが」
「糞の一つでも商品に触れたら分かっているよね?」
「霖之助さんまで、もぉいけずー!」



ふてくされた様子で指を鳴らしたかと思うと先程までカッコーと五月蝿かった店内が一瞬で元通りになる。
それをみてほっと一息を付くと改めて彼女にも尋ねる事にした。

「で、君は何の用だい?まさか油を売りに来たわけじゃ無いだろう?」
「まぁこんな季節に石油もいらないでしょう?用事はもう済んでいるわ」
「ならどうしてまだ本当に閑古鳥の鳴くここに居るのよ」

何故か霊夢は不機嫌そうにそう呟く。
今日の霊夢はやけに彼女に食って掛かるなと思っていた矢先、彼女はうふふと笑いながら下半身を隙間に埋めていた。

「いやいや、その本当に閑古鳥が鳴く店で面白そうな事がありそうだったからついついね」
「はぁ、まぁ用事が済んだならお引取り願っても良いかな。本が読めない」
「はいはい、そうさせてもらうわ。所で霊夢~」

スキマで最早肩から上だけになりつつ、霊夢を呼ぶ。
そして見向きもしない霊夢を確認すると一言残して完全に店内から姿を消した。











「良いものを見せてもらったわ、それに勘とは上手く言ったものね。うふふふふ」






その刹那轟音が店内に響き渡る。
先程まで彼女が居た空間に陰陽玉が現れてたのだ。
…まぁ商品に当たる前に消滅したので幸いにも商品に被害が無くて良かったと良く思うものだ。

すると霊夢はその場でワナワナ震え出し、顔を怒りで朱に染め上げると、とうとう即座に店内から飛び出していってしまった。
少なくともマヨヒガは大惨事に見舞われることになるだろう、彼女の式の安否が気遣われる。

騒がしかった店内は静寂に包まれ、これで心置きなく本が読めるだろう。
彼女が忘れていった茶葉を別の場所に隠して再びどっしりと椅子に座り込む。


――しばらくして一人呟く。


「それにしても良いものと言うのは何だったのだろう」

これだけが如何しても気になったが、勘?何か関係があるのだろうか。
全くでもって状況が上手く掴めないが、少なくとも分かった事がある。

……本の配置が変わっているし、商品の一部が移動されていて何故か掃除をされた後もある。
それを指し示す物というのはつまり、そういう事なのだろう。
恐らくは僕が起きる前にやって来た霊夢がしたのだろうと、
掃除も、茶葉の捜索も、そして少し本を読んでから僕を起こしたという事か。


だとしても其処まで怒る事でもないだろうと考えながら、
真っ赤になった霊夢を再び頭に浮かべて僕は再び本を貪るように読み始めた。

綺麗になった店内で、ゆっくり静かに。


































霖之助が眠っている店内で霊夢がした真っ赤になるような事と言えば?
皆さんお分かりですよね?(・∀・)ニヤニヤ

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性別:
男性
誕生日:
1989/11/08
職業:
学生兼店員
趣味:
楽の探求
自己紹介:
ヘタレ、知らない間に告白されて知らずに振っていたというポルナレフ的な体験をするような大ボケ。
散髪する金が勿体無い今日この頃。


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